学習しないのか、したくないのか。
また新しい未練の種に手を伸ばす。 # 030
君と無関係な存在になることだけは、嫌だった。
# 029
守れない約束をいくつもした。
だってその時は、根拠のない自信がどこからかやって来るから。 絶対守る、が何度嘘になったことか。 # 028
もしも今君に逢えるなら、素直なさよならで君と別れたい。
# 027
君と過ごした場所のそこかしこに、今は痣が浮かんでいる。
くすんでしまった色を見る度、胸が苦しくて、虚しい。 # 026
人のビルに囲まれて騒音に埋もれる。
私を引っ張り出してくれる手は、ない。 # 025
助けて、も飲み込むようになった私の唇。
# 024
思い出す痛みを知りながら、忘れることを繰り返す。
# 023
一途が、無差別に変わった。
そこからの終わりは、驚くほど早い。 # 022
ああ、意識が重い。
すぐにでも膝をついてしまいたくて仕方がない。 なのにまだ立っているのは、あれに触れるための一歩を、 諦めていないから。 # 021
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