長いだけが言葉じゃない。
だけど、それではうまく伝わらない。
君に届く、まっすぐな音の紡ぎ方を教えて。
その恋人という立ち位置は、何と交換できますか。
未来はある。
ただ、そこへ至る自信がないだけ。
灰色の中を漂う、からっぽの私のからだ。
後悔と未練に、依存する。
「愛している」と手を繋いでいた「さよなら」。
困った顔は好きだけど、困った君は好きじゃない。
閉じ込めたい言葉ほど、隙間から抜け出せば饒舌。
消えていく思い出を必死に抱いている。
風船のように軽く、綿菓子のように脆い。
ぽたり、と涙を落とすたびに、一つかけらを無くしていく。
朝、見た夢を反芻したくなる小さな幸せ。